私は、欠陥住宅を
造った側の人間でした。
私はかつて、年間300棟を建てる住宅会社の工事部長でした。
社員15人から始まった会社が、10年でそこまで急成長した。誇らしい時代のはずでした。
しかし、その裏で会社には品質の基準も、検査の体制もありませんでした。
監督は棟数に追われ、家づくりは職人任せ。その結果——
築2年で、カビ臭くて住めなくなった家。解体すると、サッシまわりから雨水が入り、壁の中が腐っていました。構造金物が足りず、壁と天井が割れた家もありました。2棟を建て替え、17年間で3,000棟のうち300件の雨漏りを出し、私は何度もお施主様に土下座をしました。
「頼まなければよかった」
今も忘れられないのは、謝罪のあとの日常です。妻とスーパーに行くたび、あのお施主様に会ったらどうしよう、と。恥ずかしくて顔を見せられない。隠れるように買い物をしながら、誓いました。欠陥住宅は、二度と造ってはいけない。
あれから22年、全国の住宅会社に「品質の良い家のつくり方」を指導し続けてきました。
71歳になった今も、現場を自分の足で回っています。
このページで、家を建てるあなたにお金は一切いただきません。相談窓口もありません。私がお渡ししたいのは、住宅会社を見極める「目」だけです。
日本の家づくりから、欠陥住宅を一棟でも減らす——
この使命をやり遂げることが、造った側にいた私が果たすべき責任であり、71歳の今も全国の現場を回り続ける、たったひとつの理由です。
一般社団法人 日本中小建設業CS経営支援機構
代表理事 本多 民治













